こんにちは!Dr.チャッピーです。
前回ブログを更新してから、約1年経ってしまいました。
この1年の間に、いろんな事がありました。論文投稿や、初めてのPDの執刀、そして長く勤めた研修病院から転勤など、ホントはいっぱい皆様にお伝えしたいことがあるんですが、滞っています笑
皆様に「Dr.チャッピー生きてる?」と思われたんじゃないかなーと心配です。
先日instagramにて、「ひつじ@定時で帰る呼吸器内科医」さんに
「医療従事者必見!?医療系マンガアカウント5選」でなんと私のしょーもない日常マンガを紹介いただきました。めちゃくちゃ嬉しいです!
ひつじさんはinstagramでフォロワー数4.4万人以上の呼吸器内科医の先生です。
日々呼吸器のことについて、わかりやすく投稿されています。下にリンクを貼りますので、まずはみてください!
私がすごいなと思うのは、
バラエティに富んだ内容と更新頻度です。
専門の呼吸器についての解説だけではなく、血液ガスをどう読み解くかなど実臨床で私達が悩むポイントを丁寧に解説してくれます。(私も、入院患者さんが呼吸器設定が必要になったときに確認するのに使わせていただいてます笑)他にも、医療従事者あるあるや、パワポ飲みやすい使い方など、医療関係者でない方でも楽しめる投稿も多数あり、いろんな視点での情報発信をされています。
そして、個人的にすごいと思うのは更新頻度ですね!日常の業務でお忙しいはずなのに質の高い内容を1日1回投稿されており、尊敬しかないです(私も見習いたい…!)
もし呼吸器のことでわからないことがあれば、一度はひつじ先生のサイトをご覧になってください!
以降はいつものゆるーいマンガとブログの投稿になっちゃうんで、
「読んでやってもいいよ~」って方は引き続きお進みください(笑)
このブログをご覧いただいた皆様に
外科の病気のことをみんなに知ってもらって人生を快適に過ごしてもらいたい
自分のマンガを様々な方に楽しんでもらいたい
というのが私の目標です。
とりあえず、ブログの書き方をネットでググりながら書いてるんで、いつもよりさらに甘めに甘めに見ていただけると幸いです。
今回は手術室あるあるです。
手術室で患者様が全身麻酔にかかったあとのお話です、手術室に入ったことのある方なら一度は経験したことがあるはず…!ぜひご覧ください。
- 手術室に入った後って何してるの?
- 手術室で一度は経験するあるあるって何?
そんな事について書いておりますので、楽しんでください!
手術室あるある「服抜き」
ひっさびさに書くと絵力もなまってしまいますね(汗)
今回は手術室で行う「服抜き」について書いてみました!
今日が手術です。手術当日の1日ってどんな感じ?
とある病院で腹腔鏡の手術を受けるため昨日から入院していたAさんのお話です。
昨日は緊張して夜あまり寝付けませんでした。今日朝一番から手術となっています。
手術着には着替え済です。
朝に主治医のチャッピー先生が
「9時から手術ですね!頑張りましょうっ!」
と言って去っていったけど、本当にあの先生大丈夫かな・・・。
Aさんはそんなふうに思っていると
看護師さんが
「Aさん!時間になりましたので行きましょう。」
と声かけられました。言われるがままついていくと、手術室の入口の前に到着しました。
手術室の前にはオペ着をきたナースが出迎えてくれました。
「今日はよろしくお願いしますね!最初に確認事項をチェックしますね。」
持ち込み荷物がないか、飲食をしていないかなど一通りチェックを受けた後
いざ銀色の重たいドアの前に向かいます。
緊張して中にはいると、さっきのチャッピー先生の他に麻酔科の先生もいました。
手術室の真ん中にはベッドがあり、大きな機械が並んでいます。
「とうとうここで、お腹を切られるんだ・・・」
Aさんは怖い気持ちでいっぱいになりながら、ベッドに横になりました。
「麻酔科の◯◯です。今日はよろしくお願いしまーす!最初に心電図のシールと血圧を測っていきますね!」
天井には大きなライトが2つあり、ドラマでみたことあるな・・・なんて考えていると、
「Aさん!最初に点滴を取ります、利き腕じゃない方で行いますね。手術用の針なのでちょっと太い針で取らせていただきます。」
と、看護師さんが左腕をしばり針をさしてきました。
痛いのを我慢すると点滴が無事に取れたようです。
ほっとしていると、上から麻酔科の先生が
「では酸素が出るマスクをお顔に当てさせていただきます!大きく深呼吸を繰り返してくださいね。」
と言いました。言われる通り、深呼吸をしました。Aさんは全然眠くならないな・・・と
不安になりました。
「まだ眠たくなる薬は入ってないですからね。肺に酸素をたくさん満たすために深呼吸を続けてくださーい。」
なるほどなーと、Aさんは深呼吸を続けました。
3分くらい経ったでしょうか。麻酔科の先生が
「では、本格的に眠たくなるお薬をいれていきます。点滴のところがしみるかもしれないですが、お薬の影響ですので安心してくださいね。」
と言いました。Aさんは、左腕が少し痛みを覚えました。
「Aさーん、わかりますかー?」
と何度か言われたような気がしましたが、気づいたら病室に戻っていました。
「あれ・・・いつの間に帰ってきたんだっけ?」
なんとなく、手術室で目が覚めたような気がするけど、麻酔で眠くなった後どうなってるんだろーとAさんは思いました。
麻酔の後Aさんはどうなってたんでしょう?
全身麻酔で眠ったAさん。
その後、筋弛緩剤を投与し、呼吸が止まります。
呼吸が止まって大丈夫なの!?って心配になると思いますが、そこは麻酔科の先生が
「挿管チューブ」と呼ばれる管を口の中の気管に留置します。
このチューブを人工呼吸器につなげて呼吸の管理を行います。
その後は手術をするために追加で点滴を取ったりなど行いますが、その中で今回書きました
「服抜き」を行います。
「服抜き」とは?
患者さんは来たときは手術着を着ています。お腹の手術をする場合、裸にしなければ服が汚れてしまいます(手術前にお腹全体を消毒液で消毒するため。)。
そのため、服を抜く操作が必要になります。
この手術着ですが、前と後ろで取れるような仕組みになっています
患者様が麻酔にかかった後に、手術着の前の取れる部分を外します。
その後に、患者様を皆で持ち上げて後ろの手術着を抜きます。
これを「服抜き」と言います。
以前勤めた病院では、皆で一斉に持ち上げて、服を脱いていましたが
今の病院では患者様の身体を左右に動かして服を寄せて抜いています。服抜きも色々方法があるようです。
(他にもインスタグラムで先にマンガを投稿したら、チャコナさんから後ろ向きで取れる手術着もあることを教えていただきました!チャコナさんの投稿もぜひ見てみてください。)
マンガにも書きましたけど、中には体格の大きい人がいて、皆で持ち上げないと大変な人もいます。
そんなときは、普段筋トレをしている男性看護師さんにお願いして助けてもらったりしていました(笑)。
服抜きのときだけでなく、手術終了後に確認のレントゲン写真を撮るときも患者様の身体を持ち上げるので、
この時も皆様の力を頼っています。
服抜きのときだけでなく、手術は一人の力では出来ません。
手術室の直介看護師さんや(過去にオペ室ナースについて書いたマンガもあるので見てね!)
麻酔科の先生や外回りの看護師さん、清掃や道具を準備してくれる物品担当の方など
外科医だけの力では出来ないと本当に思います。
改めて日々感謝であります!
まとめ
今回の学びは
- 手術室で麻酔がかかった後は手術ができる準備を行っています。
- 服抜きも地域によって様々あります。
- 手術は医療従事者の協力で成り立っています。
でした!!
久々に書きましたので、まとまりのない内容になってしまいましたが、いかがでしょうか?
また気が向いたときに読んでいただければ幸いです!
そして、ブログを立ち上げてようやくですが、Instagramが1000フォロー越えました!
これもひとえにブログを読んでくださる皆様のおかげだと思っています。
今後も皆様に楽しんでもらえるような投稿をお送りしたいと思います!
興味を持った方はInstagram & Twitter フォローしていただけると嬉しいです。
コメントもお待ちしております。
今日はこれで終わりです。最後までご覧いただきありがとうございました!!
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