外来で本当にあったキュンキュンした話!?エッセイマンガ 「感謝の気持ち」

エッセイマンガ

こんにちは! Dr.チャッピーです。

だんだん寒さが和らいで暖かい日が続いたなと思ったら、また寒くなったり寒暖差が激しいですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は春になるとクシャミと鼻水が出ます。花粉症じゃないと自分の中で思ってるんで、花粉症じゃないです。こないだ抗ヒスタミン薬(アレルギーの薬)飲んだら、めっちゃ調子良かったです…

はい。お医者さんなのに適当なこと言ってすみませんでした…

雑談はこんなところにして

このブログではご覧いただいた皆様に

外科の病気のことをみんなに知ってもらって人生を快適に過ごしてもらいたい

自分のマンガを様々な方に楽しんでもらいたい

というのが私の目標です。

今回は外来であったキュンキュンな話をテーマに漫画を書かせていただきました!

  • とにかくキュンキュンしたい!!
  • 病院であったキュンキュンってなに!?
  • 外科の外来は何を見るの??

そんな方に向けた内容になってます。ちなみに少し前に書かせてもらった「外来の待ち時間ってなんであんなに長いの!?」というテーマのマンガよく読まれてます!そちらも併せて是非ご覧ください!

それでは楽しんでください!

エッセイマンガ 「感謝の気持ち」

最近は手術室でのお話が続いていたので、外来のお話をさせていただきました。

外科の外来ではどんな患者さんを見るかというと

  • 虫垂炎や胆のう結石症など消化器系の良性疾患(治ってもらえば定期受診不要)
  • がんなど悪性疾患(消化器系と乳がん)
  • 鼠経ヘルニア(脱腸)
  • 痔核(いわゆる痔)

などです。総合病院ではかかりつけの病院から手術が必要と判断された場合に紹介で受診される方や、術後の患者さんの定期診察が大部分を占めています。

今回のマンガでは術後の患者さんの定期診察で来院された患者様のお話を描かせていただきました。

外科の外来って何してるの?

先述しましたが、外科の外来では術後の患者さんがの診察が大部分を占めています。

特に癌の術後の患者さんは消化器の癌なら5年、乳がんなら10年のフォローが標準となっていますので、長い付き合いとなります。

癌のステージにもよりますが、術前または術後の化学療法(抗がん剤治療)を行う患者さんがいらっしゃいます。

化学療法の種類によりますが、だいたい2週間~1か月に1回のサイクルで治療を行うため、受診していただいた際には十分に診察や検査をして体調変化を聴取しながら治療の継続の可否を判断します。

化学療法はがん細胞を倒す治療ではありますが、副作用も一定の割合出ます。

副作用が強く出てしまい日常生活に支障をきたしている人に、抗がん剤が効果があるからと言って容易に続けることはできません。

リスク(有害事象)とベネフィット(効果・利益)を考えて医師は治療の選択を行います。

そのため、患者さんとのコミュニケーションがとても大事になってきます。

家族や周りの人のサポートがとても大事!!

マンガでも描きましたが、抗がん剤治療を一人で続けていくのは非常に大変です。

まず定期通院が必要になることと、点滴の治療だと抗がん剤治療で1日費やしてしまいます。そして副作用との戦いもあります。

治療による体力の低下や精神的なストレスが患者さんの負担になります。もちろん、年齢や患者さんの背景を考えて治療法を提示させていただき、納得のいく形で治療を開始します。副作用によって薬を減量したり、変更します。

治療を続けられないと言われれば、治療を続けないリスクなどもお話しした上で中止することも検討します。

先に書いたような、人生にかかわってくる決断を一人で判断するのはとても難しく、サポートする人が必要だと私は考えます。

マンガで書いた患者さんはお二人暮らしですが、お父さんが配薬を手伝ってくれているそうです。また絵には描いてないですが、娘さんが診察のたびに送迎をしてくれています。

この患者さんは病気になってしまったことはつらいことではあるのですが、とても素晴らしい家族に支えられていることは本当に有難いことだなと思います。

感謝の気持ちを伝えよう

そして何より、患者さんがそれに対して感謝の気持ちを伝えられていることが

非常に素敵だなと思いました。

身近な人にありがとうってなかなか言えてない気がします。

患者さんの感謝の姿勢を見て、当たり前だと思ってしまっていることへの感謝の気持ちを忘れないようにしなくては…!ということを改めて感じました。

やはり感謝されると、私なんかは単純で頑張ってよかったなと思えるのです。(笑)

まとめ

今回の学びは

  • 外科の外来は術後の患者さんを定期診察している
  • 特に化学療法(抗がん剤治療)中の患者さんはコミュニケーションと家族や周りの人のサポートが大事
  • 身近な人に「ありがとう」を伝えよう

でした。当たり前のことに感謝の気持ちを忘れないようにしていきたいですね。

今日はこれで終わりです。最後までご覧いただきありがとうございました!

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