こんにちは!Dr.チャッピーです。
このブログをご覧いただいた皆様に
外科の病気のことをみんなに知ってもらって人生を快適に過ごしてもらいたい
自分のマンガを様々な方に楽しんでもらいたい
というのが私の目標です。
今回は本当にあった恥ずかしい話(〃ノωノ)をまんがにしました!
自分の話ではないですが、同期から聞いて
「嘘だろ…」
と私も思いました。
研修医時代の同期の話です。外科研修での研修医の仕事について描いた漫画もあるので、ぜひこちらもあわせてみてください!
今回は学びのある内容があるかは分かりませんが、手術室で起きた恥ずかしい話に興味がある方は是非最後までご覧ください。
手術室であった恥ずかしい話「ガウンの下には 前編」
手術着が全脱げ状態になったババくんの話でした。
手術着は繰り返し洗って使われます。段々劣化してズボンのゴムが緩んだ状態のものがたくさんあり、
ババくんはそれをはいてしまったんだと思います。
最初に履いたときに気づいてくれよ…
と思うんですが、おかげでマンガ化できました(笑)
手術着と手術用のガウンの話
手術着とは手術室で着用する服のことを指します。
ガウンとは手術着の上に着る清潔な上着です。
手術をするにあたって、手術着の上に清潔操作でガウンを着るのです。
清潔操作って何???
そんな疑問があがりそうですね。
清潔操作とは清潔野(消毒をして無菌状態のところ)のものを触ったりすることを指します。
体の中は基本的に無菌状態です。(消化管内以外)
無菌状態のものを触る場合は、そこに細菌やウイルスが入らないようにするために、無菌の手袋を装着するわけです。
手袋だけでは肘や体が不潔ですから、ガウンで身を覆うのです。
手術は基本は無菌状態のところを触るので、ガウンの着用が必須になります。
ガウンは他の人に着るのを手伝ってもらいます。マスクの紐とガウンの内側の紐を縛ってもらう必要があるんですね。
参考動画があるので、ぜひご覧ください
ちなみに医学生は病院実習のときにガウンの着方を学びます。手術室だけでなく
腹腔穿刺や胸腔穿刺や中心静脈カテーテル挿入など
の日常診療でも必須の手技になります。
ちなみにディスポーサブル(使い捨て)です。1個300-400円くらいします。
私の勤めている病院だと、全部の科で一日20件くらいは手術があるので、手術に入る人が3人いるとすると、一日60個くらい使っていることになります。
1日20000~30000円は使うとすると、年間で500万はかかるんだと思います。(施設によりますが)
医療資源はとても高いですね。
余談ですが、使い捨ての手術道具で10万以上するものはザラにあります。
手術室であった恥ずかしい話 「ガウンの下には 後編」
いや~同期のタナカくん
意地が悪いですね!(笑)
正直この話は
あるあるではありません(笑)
が、面白かったエピソードだったのでマンガにしてみました。
手術前の消毒の話
手術前に手の消毒をするのですが皆さん普通の手洗いと手術の手洗いはちょっと違うんです。
<違う点>
- 手術の手洗いは3回洗う
- 肘上まで手洗いする
- センサーで水や滅菌タオルが出る(何にも触れずに洗う)
- タオルの拭き方も一度拭いたところを汚さないように拭う
正直これも百聞は一見に如かずだと思うので参考動画をのせておきます!
まとめ
このブログでは何か学びのある事を皆さんに提供できればなと思っているのですが
このエピソードに関して果たして学びがあるのか…
何とも締まりのない終わり方で申し訳ありません、ズボンのゴムだけに
…決してこれがいいたかったわけじゃないですからね!
そして今回参考にさせていただいたのはゆたぽんTV先生の動画です。
心臓外科医として働かれている傍ら、後進の教育のために心臓外科の様々な動画を挙げられています。
心臓外科志望の方や若手外科医にも勉強になる動画がたくさんあります。私もゆたぽんTV先生の動画を見て糸結びを復習したいと思います!
今日はこれで終わりです。最後までご覧いただきありがとうございました!
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