こんにちは!Dr.チャッピーです。
ブログを初めて3年半になりますが、最初は
「1年で100記事めざすぞ~!!!」
と意気込んで、3年前にトイレのホワイトボードに「1年100記事」と書いてました。
現実は20も書いてないくらいという…残念な結果に笑
そして気づいたら2年半くらい放置してほぼ閉鎖状態になってました。
本当に申し訳ありません。
私の好きな言葉の一つに
「三日坊主も50回続けたら、半年続けたことになる」
があります。そのまま言葉通りになんですけど、
あれ、最近やってないなーと思ったら、1回でもいいからやるようにしています。
3日坊主でも50回あれば、通算半年根気よく続けていることになりますもんね!!
そんな感じで、リングフィットアドベンチャーをクリアすることが出来ました。
だって・・・ニンテンドースイッチの電源を入れることすら、だるいんだもん(何の話?)
兎にも角にも、皆様に少しでも楽しい情報を提供できればと思っています。
このブログをご覧いただいた皆様に
外科の病気のことをみんなに知ってもらって人生を快適に過ごしてもらいたい
自分のマンガを様々な方に楽しんでもらいたい
というのが私の目標です。
最近、外科の病気についてのテーマが少ないですね。
日々面白かったことをテーマに書いてくことのほうが、書きやすいんですが、需要があれば書かせていただきます!
今回のテーマは研修医あるあるです。
初心に帰るということで、研修医時代のあるあるをテーマに書いてみました。
皆様、夜間や休日に体調が悪くなったときに救急外来に受診したことがあると思います。
「救急外来に受診ししたけど、数時間待って若い医者にちらっと見られただけで終わった」
そういう思いをされた患者様もたくさんいらっしゃるはずです。
大きな病院の救急外来は基本的には初期研修医(医師になって2年目まで)が最初の対応をしているんですね。
なので、いろんな出来事が起こるんです。
- 救急外来で研修医はどんな仕事をするの?
- なんで救急外来はあんなに待たされるの?
そんな事について書いておりますので、楽しんでください!
研修医あるある「あるかもしれないし、ないかもしれない」
そんなコントみたいなことあるのか!?
と思われるでしょう。
これがどうしてもしょうがない部分があるんです。(彼の言い方はいくぶんか修正が必要ですが笑)
次に研修医の救急外来での対応について解説させていただきます。
救急外来での研修医の仕事とは?
先述しましたが、救急外来の初期対応は研修医が行っていることが多いです。(総合病院など卒後臨床研修施設を兼ねている病院など)
大学の医学部を6年かけて卒業し国家試験に合格し医師免許を取得した後に、臨床研修を兼ねている病院に勤務します。それが初期研修医と呼ばれます。
初期研修は2年間あります。各科を回って(ローテートして)、その科で重要かつ基本的な疾患やその治療について学びます。
ちなみに外科の研修医の仕事ぶりについては、こちらでも書かせていただきましたので興味のある方は御覧ください。
各科で回って学ぶことも大事なのですが、もう一つ大事な仕事があります。
それが今回の「救急外来」のお仕事です。
夜間や休日に来た患者様の初期対応を担います。
最初に診察(ファーストタッチ)をして
緊急に対応が必要かどうかを判断します。
簡単に言うと、
翌日(休み明け)までに
専門の先生に診てもらう猶予がない状態であれば、専門の先生を呼び
翌日まで専門外来の受診を待てる状態であれば、最低限の対応をした上で専門外来の受診をしていただく。
というお仕事になります。
患者様の中で、救急外来で診てもらって終了と考えている方がもしいらしたら、それは少し違っています。
あくまで、専門の医師の診察ではないので、最終的には専門の医師の指示を仰いで欲しい
ということなんです。
だから、研修医の発言もわかるんですけど、患者様にとっては
頼りならない医者だな~と思われちゃうこともしばしば・・・汗
救急外来ってなんであんなに待たされるの?
皆様一度は救急外来に受診したことがあるかもしれませんが
そのときにこう思ったはずです。
「待ち時間が異様に長い・・・!」
この原因はなんででしょうか?
特に4~8月あたりは学生から初期研修医になった1年目の先生の修業期間です。
1年目の子が診察をし、その後2年目の先生がチェックします。
どういう処方をするかや、検査が必要かどうかを議論します。
もちろん、受診時から状態が安定してない人はすぐに上級医が拾い上げて対応します。
しかしながら、最初のうちには1年目の研修医の子は不慣れなため時間がかかってしまいます。
例えば転んで足を怪我した人は、骨折しているかどうかを判断してほしいとか、傷の処置をしてほしいと思って救急外来に受診されると思います。
「全部を聞かなければいけない!身体診察もすべて行わなければ!」
という気持ちでいっぱいなのです。
もちろんすべてを評価することは大事なのですが、詳しい病歴を聴取して胸の音やお腹の診察、はては神経所見をとったりしてレントゲンを撮りに行く前に20分くらい診察して
上級医の先生に
「どんだけ時間かかってるんだ!!他にも患者さんがこんなに待ってるんだぞ!」
と怒られたりすることもあります。(昔の私の話です笑)
効率よく的確に診察を行い、検査の要不要を判断するスキルを培う必要があるんですね。
正直これは医学生のときに
あまり学べないスキルだと、私は思っています。
どうしても最初のうちは時間がかかってしまうので、待ち時間が長くなってしまうんです。
正直、患者様にしてみれば
「そんなの関係ないだろ!ちゃんとできる医者を出せ!」
って思われると思います。しかし、医師も人です。
いきなり学生が先生になるという、いきなりジャンプアップのある仕事の一つだと思ってます。
新しい医師が成長しない限り、医療は成長しないです。
私達も後進の教育に励んでいきますので(まだ若手なので自分も成長する立場ですが)
もし、救急外来の若手Drの対応で至らないところがありましたら
このブログのことを思い出して、どうか暖かい目で見守っていただければ幸いです。
まとめ
今回の学びは
- 救急外来は研修医が活躍&学びをする場
- 医師にも1年目はある。成長途中の医師に寛容な目を。
これから新年度になりますので、医学生が4月から新人研修医として勤務します。
救急外来に受診される皆様はどうか
くれぐれもよろしくお願いいたします。
今日はこれで終わりです。
興味を持った方はInstagram & Twitter フォローしていただけると嬉しいです。
コメントもお待ちしております。
最後までご覧いただきありがとうございました!!
コメント